【薬疹】

被疑薬,臨床所見,経過によって色々あるのでメモ

VD2014.2

・メキシチレンによるDIHS

・抗酒薬であるシアナミドによる落屑性紅斑

・アロプリノールによる薬疹,DLSTの陽性率は低い

・ヒドロクロロチアジドによる光線過敏,ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド(プレミネント®),カンデサルタンシレキセチル/ヒドロクロロチアジド(エカード®),バルサルタン/ヒドロクロロチアイド(コディオ®)

・acute localized exanthematous pustulosis (ALEP):限局型のAGEP

・プロピルチオウラシルによるANCA関連血管炎

・大腸癌などに対するキナーゼ阻害薬であるレゴラフェニブ(スチバーガ®)による手足症候群

・肺癌に対するEGFR阻害薬であるゲフィチニブ,エルロチニブによるざ瘡様皮疹では黄色ブドウ球菌の二次感染を伴う,皮膚症状を生じると生存期間が延長する

・肺線維症に対するピルフェニドン(ピレスパ®)による光線過敏症

・ブシラミンによる薬剤誘発性天疱瘡:典型的な天疱瘡と異なり,落葉状天疱瘡や疱疹状天疱瘡に類似し,蛍光抗体直接法でIgGが表皮細胞膜へ沈着

・降圧薬による薬疹は長期内服していることがある。アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬(angiotensin II receptor blocker, ARB)バルサルタンなどでは長期内服後に発症することがあり,DLST陽性となることもある。

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