【尋常性疣贅】
液体窒素による冷凍凝固療法を第一選択の治療として,ヨクイニン内服,角化症としてサリチル酸ワセリンを外用。保険適応外の治療としてはビタミンD3(オキサロールなど)外用やスピール膏でのODTを試みるが,特に免疫低下患者では多発し,チガソン内服も試してみたいところではあるが,同意書取得の必要性や,副作用も気になるところ。
「疣贅(いぼ)のみかた,治療のしかた」は1万円以上もするけど,
その他の保険適応外の治療としてシメチジン,セファランチン,グリチロンなども書いてある。
シメチジン
H2受容体拮抗薬で,胃酸分泌抑制作用があり,胃炎や消化性潰瘍に用いられるが,免疫賦活作用や抗腫瘍作用が知られる。
抗真菌薬,抗凝固薬,気管支拡張薬,抗てんかん薬,抗不整脈薬など相互作用を有する薬剤が多い。
ショック,アナフィラキシー,再生不良性貧血,汎血球減少,間質性肺炎などの重篤な副作用の可能性もある。
小児には1歳以上で1日20~40mg/kg, 4回投与。1カプセル200mgなので,例えば20kgの小児では朝夕1カプセルずつ内服など。